日記を書こうか

僕は雨の日はバス通学だ。
雨の中を走るバスの中から雨に濡れる窓の外を眺める。
僕の住むきょうとってところには修学旅行生が年がら年中押し寄せる。

修学旅行ってたいてい5人くらいの組になってて
今日見た修学旅行生は男3人、女2人の5人組だった。

コンビニで買ったらしい、真新しいビニール傘。
一つの傘は男の子が持ちその下には女の子。
もう一つの傘は女の子が持ち、その下には男の子。

もう一人の男の子は雨に濡れて歩いていた。

中学生くらいのころはなにかにつけて個性というか自己というか
とにかく主張したがるもので、
おそらく雨の中を歩く彼にとっては
「これくらいの雨なら平気」
と女の子にアピールするのがかっこいいことなのだ。

しかし雨は容赦なく降り注ぎ、
午後に大雨注意報は警報に変わった。

彼の今後の旅と今後の人生を案じながら、今日はもう寝るとしよう、おやすみなさい。