二十歳の日記

今日、お世話をしていたハムスターが怪我をしていました。
いつの間にか、網に足を絡ませてもがいていました。
取ってあげたけれど、足をひきずっていました。
僕は泣きました。
悲しくていっぱい涙が出ました。
今たとえ自分が悲しんでも、それは自分のおごりです。
悲しんだところで、怪我は治りません。
自分は悲しい気持ちを癒していくでしょう。
でも、怪我を癒すことはできません。
だから余計に涙が出ました。
こんなちっこいのに、こんなおっきいのが何もできません。
自分だけ楽になります。
だからせめて、今の気持ちが消えないように、
誰に対する愚痴なわけでもなく、日記に書きました。
いつかここに迷い込んだ人がこの文を読んで、
否定的だとしても、記憶の片隅に残してくれるとしたら、
今の自分とこいつは消えません。
ハムスターなんていくらでもいますし、
特に変わり映えした一匹なわけでもないですが、
だからこそ、なにか特別なことをしてあげたいなって思って、
今日はこんな話を書きました。