298 名前:番組の途中ですが名無しです 投稿日:2005/08/03(水) 12:23:11 id:xdbZv84I0
暗い夜を人工の光が照らしだし、町には美しい景色が広がっていた
そんな景色を眺めながら僕は
「この空の下では信じられないくらいエロイことが行われているんだろうな〜」
などと考えていると、突然部屋の電話が鳴り響いた
出てみると電話の相手は君だった

「ねぇ。今、変なこと考えてなかった?」

挨拶もなく、いきなり君はそう言った
「いいや、僕は僕として当然のことを考えていたまでさ」
「なら、ダメじゃない」
なんて女だ、偏見という色メガネで人を判断するとは
尻に栄養をとられすぎなんじゃないのか?
「偏見じゃなくて合理的判断です。あとお尻は関係ありません」
何も言ってねぇだろ。勝手に心を読むなよ
ボロが出る前に話題を変えようと
僕は電話の子機を持ってベランダに出た


299 名前:番組の途中ですが名無しです 投稿日:2005/08/03(水) 12:27:10 id:xdbZv84I0
「そんなことより外を見てみなよ、美しい夜景が広がってる
人の作り出した光ってのも、まんざらじゃないよ」
そう言うと君は「ハァ?」と、不審そうに声をあげ
「何を言ってるの?町は大停電で、外は明かり1つなくて真っ暗よ
この電話だって本当はつながってないんだから」

君に言われてもう一度よく見ると、外はただの暗闇
電話の子機からはツー、ツーと音がむなしく鳴っている
しばらくすると電気も復旧し、町には明かりが戻ってきた
すると、またもや部屋の電話が鳴り響いた。電話の相手はもちろん君


「ねぇ。今、変なこと起きなかった?」